ファストトラックとセカンドトラックインデックス

みなさん、Googleは2段階でインディックス(キーワードに応じた検索結果の表示に自分のサイトが出てくる)を行っているって知ってましたか?

私はエキスパートになる前は、もちろん知りませんでした。(今は違うよw)
しかし、Google検索に興味をもち、インディックスとランキングを調べていると
「誰でも」気付く内容なんですよね。
そのような、感性はSEOに携わる限り必要だと思いますので、磨いてみてください。

さてベースになる記事は、ジョンさんのハングアウトオンエアーです。
バリーさんの記事を参照願います。
https://www.seroundtable.com/google-fast-track-indexing-23398.html#disqus_thread

ページを作成したばかりの時、Fetchしその後どうなるかを語っています。
簡単に概要を説明すると

1.ファストトラックインディックス(多分正式名称ではないですがジョンさんが使っているので)
 Fetch as Googleで即座にインディックスされる状態

2.少し時間が経って固定されたインディックス
 私の観測では1から約5日経過した状態

という二つのインディックスの状態があるというのです。
殆どの方は、この流れに気付いていると思います。
私もフォーラムでこの内容を回答しており
1のファストトラックの事を「かりそめのインディックス」と呼んでいます。
https://productforums.google.com/forum/#!topic/webmaster-ja/oGk8ARF3i-4

さて、これによって我々はどのような事に気を遣わなければならないでしょうか?

私がフォーラムでも触れてはいるのですが、もう一度説明します。
1のインディックスは、ドメインの力(Googleは否定しています)や信頼性や権威性などで200以上のアルゴリズムを通過せず、インディックスされた状態です。
人気の高いサイトであれば、大抵予測より低い位置になります。
Fetchしても、検索結果に表示されないという事であれば、根本的にサイトの問題になりますので、まずは問題を解決する事が必要です。

2のインディックスでは、正規のインディックスです。
ですので、ここで行われるのは200以上のアルゴリズムを通過したものだと言えます。
その200以上の中で一番私たちが注意しなければならないのは、正規化アルゴリズムです。

タイトルやDescription、記載内容が被ったりするとGoogleは必要の無い記事だと判断します。
そのため1の状態ではインディックスされているが、2の状態では消えてしまうと言う事が頻繁に起こります。
これは、タイトルや記事の問題が殆どだと思いますので、見直す必要があります。
ここでFetchして1に戻す人が居ますが、あまり意味のある行為ではありません。

通常オリジナル性が高く、記事として問題無いものであれば、1→2はシームレスに切り替わり、順位が安定していきます。
この動作をGoogleダンスと呼んでいる方もいますが、正しく解説しているサイトは皆無なので、この言葉嫌いです。
実は1でも微調整があり2でも微調整があります。
なので被リンクが付いているのに(よく堂々と付けているのにとかバカみたいな事を言う人がいますが、ブラックですよw)上昇しないなど思っている方が居ますが、そういったタイミングも理解しなければなりません。

ちなみに被リンクはリンクしている「元」のサイトがクロールされないと評価されないのは言うまでもありません。

さて、次はレシピサイトの問題です。
発生を確認しているのは私のサイトだけなので、弱小サイトだけの問題かもしれません。
レシピをマークアップすると、リッチスニペットに画像が表示されます。
ですので、通常の審査よりも厳しくまた一般サイトでは通らないルートを通ると予測できます。

発生している問題は
①レシピ画像無し通常のファストトラックインディックス
これは、全く問題ありません。レシピ画像が表示されないのは審査の為で問題ありません。

②リッチスニペットの審査が終わり、検索結果に画像が表示されるようになる。通常1日から2日(3日目)です。もちろんそれ以降もあり。
これも問題ありません。

③インディックスが削除される→④恒久インディックスになる
これが問題です。
レシピではない記事は、削除されたりしません。
シームレスに切り替わります。
しかしレシピは、必ず
ファストトラック→一度削除→恒久インディックス
という流れになります。

別に削除期間は1,2日ですから、問題はあまりないと思います。
ただ、「けものフレンズ」などのクエリを扱う私は
1,2日は致命的となります。(そこ笑うところですw)

ということで、こういうシビアなときはファストトラックから恒久インディックスになるまでの期間、監視しておきもし削除されたらFetchすれば復元します。
そういった対応になります。

なお、重複チェックなど正規化で削除された場合Fetchしてもまた消えますのでw

最後に、大まかな確認方法ですがサイトマップの送信件数とインディックス登録件数を参照するとその期間がわかります。

私はサイトマップ送信件数とインディックス登録を100%にしていますので、たとえば
送信が300/インディックス299となると、ファストインディックス状態、
300/300になると恒久状態と判断できます。
ただ、これは「おおまかな期間」なので正確ではないのでその辺りは注意ねがいます。

コメント